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自分の顔写真を撮って気付いた
昔は圧倒的に親父に似ていると思ってたのだが
最近の写真は母親に似てきた、
あくまでも「顔」の話だが
体型が変わったからか
まるでハメコミのように似ているように見える
でも実際並ぶと人並み
母親の事は昔から嫌いだった
「嫌い」だと表現すると
誰の金で飯を食ってるのか
(多少なりと「嫌い」と言った自分を咎めてしまう)
と思ってしまうが
そんな風に思えるほど母親が変わり始めたのはごく最近の事で、
俺の古い記憶の中では思い出す度に嫌になる事が幾つかある
子供の頃は単純に宿題をやらなかったり
食べ残しが酷かったりで「叱る」という範囲だったが
ある時期から
俺を「子供」ではなく「人」扱いするようになった
腹を立てている母親の態度は凄かった
俺の事を「アンタ」と呼び始め
「噓つき」だとか「人のせいにする」だとか
怒り出す箇所はいつも決まっていた
実際子供の俺にそこまで腹黒い部分はなく、
ただ呆然と泣きながら正座をして床に頭をこすりつけ
「悪い」という言葉に対し母親が納得するまで「ごめんなさい」を繰り返すしか
今晩の食事を手に入れる方法は無かった
ちょっと門限を過ぎたりするだけで
「約束を破る」事になり同じ事が繰り返された
今でも覚えているのはその醜態を学校で晒さなければならない事だった
昨夜の出来事が俺の顔を見れば分かるようなのに
筆箱にマジックペンで母親の字でしっかりと書かれた
「噓をつきました、反省するまでこの紙をはがしません」
という紙切れを筆箱の表にべったりと貼られ
それを剥がさずに筆箱を裏返して使った一日の事
結果的に俺が粘って実行されなかったが
ダンボールの切れ端に堂々と「嘘つきです」と書かれたボードを
首から提げて辺りを一周して来いといわれた事
他にも俺が腹を立てているとニヤニヤ笑いながら「何怒ってんのよ」
「何で笑うの?」と聞くと表情を一変させる
基本的に俺の事を馬鹿にしていて口真似が上手かった
「こっちにも考えがあるからね」
と出て行こうとする母親を止める俺の台詞は
「(俺の)食事とかどうすんの?」
それが俺が成長するにつれ悪化し、加速していった
母親はよく「自分に恥をかかせた」と言っていたが
俺を飾り物だったり自身の一部としてしか見ていなかったからかと思う
いつの間にか俺の方が強くなり
高校の時(反抗期)~17歳に
携帯を使い込んだり家出したり
正直家庭内暴力状態だったな
落ち着いたのはその後、
パソコンを購入してから
中学、高校までは恥とされた俺だったが
成長期を過ぎてからは気持ちが悪い位態度を変え始めた
人の寝ているベットに「ごめんね」と言いながら這い上がる姿は
何か意図的な物を感じずにはいられなかったし、
(俺の枕元にある物を取りたかったらしい)
偶然一緒に出かける事になった俺を電車の中で
「もっとしゃきっとしなさい」
「え、何で?」
「何だか小さく見える」
とか言われて
「は?小さくって何が?」
「何でもない」
と、そっぽを向いてさっさと前を歩いていった「母親」をどう感じろと?
「鈍感」だとか「女々し過ぎ」とか言われた挙句
俺は母親の中で「自意識過剰な奴」という結果に落ち着いている