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日向を求めて
擡げた蕾を摘み取れば

一つ遮る影が消え
春を芳せほころんだ

馴染んだ無地に馳せたのは
触れると翳む筆の跡

山折り沿いに這わせると
沈む灯牢の鍵

添えた便りは片隅に

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鎖した夜は薄暗く
重たく引き摺る足枷に

蝋に爛れる手元には
繕う為の針と糸

背いた痕は点々と
闇に奪われ失った

縋る格子に絡まった
底に消えゆく金網は

いずれ束ねて渡そうか
綴じられたのは
終身便り

破れた罰から
薫る処が切り取られ

尽きた灯では届かぬと
跡をなぞってしたためた

二たび灯す灯篭が
人に柱を映し出す

底に潜む鉛となって

闇に連なる廻廊が
柱に描かれ廻り出す

淀んだ鈍い灯さえ
消えぬように囲わねば

上下に響く足音が
飲み込んだ

佇む陰は隙になり
自ら術を失った

堕ちた欠片は報われず

噛み合うように敷詰められた
錆びた鎖に偲ばれる

入り組む模様が
交互に刻んで

溝から滴る一欠片
薄れた灯が透きとおる

導く処で交わると
荒む隣に添えられた
P R